発芽玄米の市場で長年トップシェアを誇るファンケル発芽米だが、業務用では炊飯用以外の用途への提案ができていなかった。

FANCL様の発芽米をウエマンで焙煎し、粉状や粗砕き状においしく加工することをご提案しました。それを原料として使用するだけでなく、新たな付加価値の提案として、FANCLのブランドイメージである“安心・安全”をより多くのお客様に伝えるために、商品パッケージに「ファンケル発芽玄米ロゴ」の無償提供、使用期間の制限なしという契約を締結することで、メーカー様の商品価値向上、販売支援につなげました。その結果、豆菓子、米菓等、今までの生米のままでは不可能だった商品群での採用やコラボにつながり、FANCL様だけでなく使用したメーカー様双方のブランド価値・商品価値の向上を実現しました。

当社の発芽米は、マーケットシェアは70%ものトップシェアブランドとしての地位を確立しましたが、近年の日本人の米離れは深刻で、今後、米全体のマーケットがシュリンクしていくことは目に見えておりました。その時期に某大手コンビニエンスストアチェーン様から発売された「発芽玄米大福」をきっかけに加工食品の分野に参入しようとしましたが、中々結果につながりませんでした。しかし、上万糧食製粉所との出会いによって、発芽玄米事業の発展に貢献しただけでなく、ブランド価値までも高めてくれました。